Strategy
偏ったアイデアを見直して業績を改善する方法

村瀬です。
今年はじめから2回目の楽天ネーションズのリーダー店舗をしております。
楽天ネーションズをご存じでない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご説明いたします。
楽天では、出店者が楽天を通して他の店舗を教えるというレクチャー型コンサルティングサービスがあります。昨年に2回目のリーダー店舗のオファーを受けて今、約20店舗の店舗の月商を2倍にするためにがっつり時間をとっています。
一緒に切磋琢磨してやる空気感が好きで楽天から依頼があった時即答しました!
オンラインでの講座になりますが1店舗1店舗の直接ミーティングをしたり毎日の日報の確認、月1程度のコンテンツを発信、facebookでの情報共有、懇親会など参加店舗と過ごす時間が多くなっております。
参加店舗も参加期間の半年間、がっつり楽天店舗に向き合ってくれていて日々の成長していく過程を、そしてこのネーションズの目標が月商を倍にすることなのでその目標に向けての成長を楽しみにしております。
各々の店舗をみていくと、店舗ごとに課題も違っていて私自身も大変学びになります。
今回のコラムでは、特に経験の浅い店舗に見られる【よくある思考のクセ】と、その改善方法についてご紹介いたします。
よくある思考のくせ
店舗運営において、施策のアイデアが偏りがちな傾向がよく見受けられます。
たとえば、「売上が上がらないのはこの原因に違いない。だから、Aという施策を実施する。」といった考え方です。
具体例として、アクセス数が伸び悩む場合に、楽天内のSEO対策のみに固執し、広告やRPP以外の施策を検討しないパターンが挙げられます。
このように、Aという施策だけに依存してしまい、BやCなどの他の可能性を見落とすケースが多いのです。
しかし、複数の選択肢を考えた上で最適解を導き出すことで売上があがる確率がぐっと上がります。
では、どうすれば思考の偏りを防げるのでしょうか?
➀MECEの視点
この問題を解決するのに有効なのが、【MECE(ミーシー)】という考え方です。
MECEとは?
Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive、
すなわち「モレなくダブりなく」という意味です。
つまり、「アイデアをすべて洗い出し、重複を排除する」思考法と言えます。
例えば「売上を上げる施策」を考える際、以下のように分類できます。
・集客を増やす
(例:広告、SEO、SNS、CTR改善、回遊率改善、アフィリエイト、PR)
・転換率を上げる
(例:LP改善、レビュー強化、クーポン施策、ランキング、カート周り改善)
・客単価を上げる
(例:セット販売、クロスセル、アップセル、ギフト商品の導入、付加価値の提案)
・リピート率を上げる
(例:メールマガジン、LINE活用、同梱物の工夫)
このように施策を整理することで、「Aだけにこだわるのではなく、他にも選択肢がある」という視点に気づくことができます。
上記は一例ですが実際には時間をかけて施策を漏れがないようにもっと具体性をもって行動レベルで施策を出していきます。
例えばCTR改善であれば商品名の頭を改善する、サムネを改善する、SKU画像の改善などが考えられます。
また、私自身も従業員からの施策提案を受けた際には、必ずその内容を確認し、【それ以外】のより効果的な方法がないかを検討するよう心掛けています。
またMECEのようなフレームワークの概念を活用すれば、現代ではchatGPTで
【〇〇に対してMECEで考えて】
と指示するだけで、ある程度は案を出してくれるので思考に漏れがないか確認するときに役立ちます。
➁選択する
網羅されてたアイデアがでたら、そのアイデアの中から効果の高いと思うものから順に重点を置いて施策をしてみましょう。
またもれなくアイデアをだすことで
選択したものがうまくいかなかったとしても、他にアイデアがあることで選択の幅も広がるかと思います。
このトピックの最後に
【達成確率100%キープの作戦】
という方法をご紹介します。
北の達人の木下さんの著書
チームxからの引用になりますが実際にこの会社では1年間で業績を13倍に向上したとされています。
1・目標設定
まず目標を決めます。
ここでは例として単品商品の売上げを倍にすることとしてみましょう。
2・施策案の策定
例えば、アクセス施策としてA~Dを検討し、A施策であれば80%の確率で●●人を集客できると仮定します。また、転換率向上策としてE~Gを検討し、E施策で転換率が20%改善される確率が60%あるとします。
各施策によって増加する人数や転換率を数値化し、最終的に売上が必ず倍になるように設計します。
3・実行と評価・改善
そしてそれぞれのプランを実行をしたら途中経過を観測し、主観で考えた確率に対する目標値が未達のものを見直し、施策を補完するか、うまくいった施策の確率をあげることで目標を必ず達成するプランを更新していくとのことでした。
リソースは限られていると思いますので実際にはうまくいった施策の確率をさらに上げていきうまくいくことを伸ばすほうが効率がよくなるかと思います。
ここまで考えて実行することができれば目標の達成の確率はどんどん上がっていくかと思います。
目標はそれぞれだと思いますが、ぜひ現状からさらに売り上げを継続的に上げていきたいときや、施策に行き詰ったとき、アイデアが偏った時などの参考にしていただければと思います。