Strategy
Makuakeの立ち上げ準備でかなり助かった、無料LINEツールの話

村瀬です。
今、新会社での第一弾商品として、Makuakeのクラウドファンディング立ち上げを進めています。 4月中旬公開予定で、まさに絶賛仕込み中です。
前会社のMURAでも一度Makuakeは経験していて、その時はInstagramを活用しながら、フォロワーを集めて初日のローンチを作っていく流れで進めていました。
あの時はあの時で、ある程度うまくいったこともありました。
でも、実際にやってみたからこそ見えた反省点や、「次やるならこうしたい」という教訓も残りました。
なので今回は、その経験を活かして、
Meta広告 → LINE登録 → ナーチャリング → Makuake開始
という王道の流れで仕込む形にしました。
ただ、ここでちょっと想定外のことが起きました。
たまたま、同ジャンルでシェアを取っている競合も、同じカテゴリの商品を出す流れになったようで、新規会社であるうちとしては、のんびり構えている余裕がなくなったんです。
結果、予定より約1週間前倒しでローンチする判断に。
正直、これにはかなり痺れました。
新規会社で、第一弾商品のクラファン。
やることは山ほどあるのに、時間が足りない。
そんな中で、今回かなり大きかったのがAIの活用でした。
以前、ウェビナーでもAIについてお話しさせていただきましたが、最近は本当にAIをどう活用するかをかなり意識しています。
今回のクラファンの準備でも、まさにそれを実践している最中です。
その中で、今日ひとつ紹介したいのが
LINE Harnessというツールです。
≫ https://github.com/Shudesu/line-harness-oss
これはGitHubで公開されている、無料で使えるLINE運用ツールです。
しかも商用利用OKで、コードの改変やカスタマイズも可能。
要するに、
「誰かが作って公開してくれている便利な仕組みを、自社用に取り込んで使える」
というものです。
これをClaude Codeで取り込んで試してみたんですが、率直に言ってかなり使えました。
何がすごいかというと、
初期設定さえ乗り越えれば、その後の"重い作業"が一気に軽くなることです。
今回、実際に私がやったのは、
〇 リッチメニューの作成から登録
〇 ブランドのトンマナに合わせたシナリオ配信の作成から登録
〇 一斉配信の予約設定
〇 分析ツールの活用
〇 自社向けのカスタマイズ
このあたりです。
これ、LINEをゼロから立ち上げたことがある方ならわかると思うんですが、
普通に手でやるとかなり重いです。
リッチメニューを考えて、画像を作って、設定して、シナリオを組んで、配信文を考えて、登録して、テストして、修正して……。
新規アカウントでここまでやると、下手したら丸一日以上潰れます。
でも今回は、AIと壁打ちしながら文章を作って、方向性を決めて、こちらがGOを出したら、そのまま設定まで一気に進めてくれました。
しかも、API経由で配信設定して、最後はテスト配信までして、自分のスマホに送って確認するところまでいける。
ここまで来ると、ただの「文章作成補助」ではなくて、実務そのものを前に進める相棒だと思いました。
さらに今回は、自社向けに少しカスタマイズもしました。
具体的には、Gemini APIと連携して、LINEの問い合わせを半自動化する仕組みです。
もちろん、まだ何でも完全自動というわけではありません。
でも、問い合わせ対応って、地味にかなり時間を持っていかれる部分です。
そこをAIの力を借りて、半自動でも回せるようになったことで、問い合わせ対応はかなり楽になりました。
今回の経験で改めて感じたのは
AIの価値って、"すごいことをする"こと以上に、"重い仕事を終わらせる"ことにあるということです。
AIというと、
〇 すごい文章を書かせる
〇 画像を作る
〇 動画を作る
みたいな派手な話に目がいきやすいですが、
現場で本当に効くのは、むしろこういうところかもしれません。
〇 面倒だけど必要な作業
〇 後回しにすると詰む作業
〇 人がやると時間が溶ける作業
ここを一気に前に進められるのが、かなり強いです。
そしてもうひとつ感じたのは、
これからは「自分で全部ゼロから作る」だけじゃなくて、「誰かが作った便利なもの」も公開が増えるんじゃないかなと思っています。
今回の事例だと、GitHubで無料公開されていて、商用OK、カスタマイズOKみたいなものも出てきています。
もちろん、自分や自社で全部開発できたら理想かもしれません。
でも、活用できるものはどんどん使って、必要に応じて拡張していく。
その視点を持っておくだけで、EC運営の幅は一気に広がると思っています。
今回のMakuake準備は、正直かなりバタバタです。
トラブルもありますし、想定通りにいかないことも今まさに発生しています。
でも、そんな中でもAIやツールを使いながら、一人でも前に進める感覚はかなり大きいです。むしろ、こういう厳しい状況の時ほど、使えるものをどれだけ使えるかで差が出るなと感じています。
またMakuakeの結果や、その過程で見えたことがあれば、共有できたらと思います。
同じように、少人数でECを回しながら、発売準備や広告、LINE、問い合わせ対応まで抱えている方には、今回の話が少しでも参考になれば嬉しいです。
あと、もしLINE Harnessを使ってみて「こんなカスタムをしたよ」という事例があれば、ぜひ教えてください。私も今、他のカスタム実装をいろいろ構想中なので、ぜひシェアいただけたら嬉しいです。