Strategy

偶然のパワーって侮れない。或いは、点と点が繋がる

例えば、

ポストイットという商品があります。

付箋紙として使われる、
どこにでもペタペタ貼れてはがせて便利な文房具。
これの誕生ストーリー、有名なので知ってる人が多いかもですが、

メッチャ強力な接着剤を開発してる最終に、
失敗し、全然接着力が弱いモノが出来てしまった、、、
なんか使い所ないかって試してたら、
今の使い方が見つかった。。。

みたいなお話です。


または、アイザック・ニュートンさんが確立したという万有引力の法則。
これまた有名なお話ですが、りんごが木から落ちるのを見た、
という出来事から着想した、とか。。。


さてさて、今回のコラムは、タイトル通りの内容。

偶然のパワーって侮れない。あるいは、点と点が繋がる。


というお話です。


世の中に、自分の身の回りの起きる全ての出来事を、
計画したその通りにコントロールしている人がいるか、、、
というと答えはもちろん NO 。
ミスをおかさない完璧な人がいるか、
というと、その答えも、もちろん NO 。

僕らの身の回りに起こるたくさんの出来事が偶然によるわけです。


(あおやまの事例のお話)

先日、LPで使う画像素材をアレコレ作ってたら、
間違って、グループ化していた画像の一つを削除してしまいました。 

ヤバっ! と思って cmd + z(元に戻す)しようと思ったのですが、

よく見てみると、その方がいい、、、そのまま本番で採用しました。

思ってもみなかった作品が、偶然に、誕生する瞬間。。。


別の事例。。。

先日まで、僕の商品で使うアプリのアップデートに取り組んでいました。

今回のアップデートは、ユーザーがアップロードした
「イヤホンの音色設定」データを、
他の全てのユーザーがその場で使える様になる、
名付けて クラウド機能 というものです。

ここで1つ、予想できる問題があります。
ユーザーが悪意のあるデータ、例えば、
耳をダメージするくらいの超絶な爆音などの設定を作って
アップロードする事。。。

これをどうやって防ぐか。。。
そもそも、そういった悪意のある設定が出来ないようにすればいいのですが、
それを出来ないようにすると、
同時に、アプリ全体の自由度を下げる結果になり、
それは採用できない。。。

なわけで、イヤホンの音色設定データから音量を算出するロジックを考え、
音がでかすぎるデータはアップロードが出来ないようにする、
という方法を採用する事にしました。

さて、こんなもん、アプリ開発会社に投げればすぐにやってくれる、
と思うかもしれませんが、世の中甘くなくて、、、

このシゴトには、

◯ イヤホンのメーカー:(イヤホンのHWとSWを担当)、
◯ イヤホンで使うチップのメーカー:(チップとそのSWを担当)、
◯ アプリ開発会社:イヤホンやチップを制御うるプログラムを担当、

と、複数のプレイヤーが存在するわけですが、
その全員が「データから音量を算出するモデル
(式、計算方法)を知らない、そんなモノはない」、というのです。
(そんなわけありませんw)

実際には、これはチップのAPIをキックしてチップの設定をするので、
チップのSWでどんな処理を行っているか、
それが分かればいいだけなのですが、
チップのSWを書いたような開発者は、
当然、ウチみたいな下流のプロジェクトではつかまえられない。。。)


誰もやってくれないのであれば、自分でやるしかない。それが世の常。。。

ここで活躍したのが、ChatGPTでした。



BUPPANコミュニティの中でも活用事例を見聞きしたり、
特に、黒田さんは AI にコードを書いてもらって
開発っぽい事してるのを見てたこともあり、
自分も、ちょっとしたコードを書いてもらう程度の使い方は
イメージできたので、さっそく試してみると、、、
結果、2日で音量を算出するロジックを組む事が出来ちゃいました。

まずは、音の大きさの物理量と、
人間がそれを実際にどう感じるか、という感じ方について。
それを調べるところから。
ChatGPTに質問をなげると、
人間の音量の感じ方に対するデータが出てきて
(出典は ISOで定義される、業界で使われてるモノなので信頼して良さそう)、

次に、それをプログラムでどう実装するかを考え、
ChatGPTでコードを書いてもらい、
それを、Googleスプレッドシートでシミュレートできるツールを作り、
その中に入れる式をChatGPTで書いてもらい、

などなど、

何がしたいか分かって、やり方は教えてもらえる。
ドコに行きたいかわかっていれば、道案内をしてもらえる。
(どっかで読みましたが、これからは、
のび太くんになれればいい、という表現がありました)


これ、それまでに偶然、AI を触ってたり、
周りの事例を見聞きしてなければ、ChatGPTで出来るやん、とは思わなかったはず。


(要点)

さてさて、、、上の2つ事例のお話のテーマは、偶然、です。

予期していなかった事が起こる。
たまたま知っていた事が、ドコかで使える。

偶発的に、色んな事が起こる。
予期していない何かが起こる。
何が起こるかはコントロールが出来ない。
いわゆる、ガチャです。

ガチャはブラックボックスです。
何が出るかはコントロール出来ませんが、
一つ、コントロール出来る要因はあります。

それが何か、というと、、

、、、、、、、
、、、、、
、、、


回数ですね。ガチャを引く回数。

これを無理矢理、関数みたいに書くと、 y = f(x)

y 僕らが得る結果
f 関数名: 偶然(中で何やってるかはわかりません。
俗に言うブラックボックス)
x 入力値:自分

結果 = 偶然(自分)


あ、、、関数名:偶然、で、コントロール出来る事がもう一つありました。
入力値である、自分。



僕らが完璧でない以上、僕らが立てる計画が完璧であるはずもありません。
だから、現場で偶然に起こることの中でもまれながら、
対応しながら、方向修正をしながら進んでいくわけっす。

色んな事やってると、
それらが思ってもいない繋がり方(点と点がつながる)をして、
問題を打開してモノゴトが前に進む、、、
そんな事があるな、、、と思った次第です。

そして、ガチャを引く回数。(試行回数)。
そして、ガチャの入力パラメータの自分。


PS.
先日、香港の展示会にいってきました。
コロナが始まってから海外に出ていないので、実にほぼ4年ぶり。。。

今までに、色んな事が変わっていく様子を見てきて、
特に、僕が最初に参加した8年くらい前は、
ECの “起こり”(急速に成長していく過程)であり、
僕がやってる商材の “起こり” でもありました。

僕の商品ジャンルでは今、インド市場の拡大がすさまじい反面、
他のリージョンは落ち着いて来てるみたい。
日本も後者。急成長する局面が落ち着いて、
モノもサービスも溢れ出した今、
存在しつづける理由、
なにかしらの理由があるモノが残っていく。。。

展示会のブースに並ぶ商品群をみても、
もう、以前ほど、目新しいモノがない。そうした局面に入ったな、って思います。

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