Strategy
インサイドアウト

最近、子供に読み聞かせをしています。
読み聞かせというと、絵本を思い浮かべる人が多いと思いますが、
読んでいるのは「7つの習慣 」です(笑)
私がこれまでで最も影響を受け、人生の指針にしていて、
そして唯一「何度読んでも毎回気づきがある」と感じる本です。
久しぶりに読み返す中で、
改めて目に留まった言葉がありました。
「インサイドアウト」
懐かしいな、と思いつつ、
今回はこの考え方を軸に、年末のコラムを書いてみようと思います。
(ただの経験からの持論で、これが正解というわけではないです。)
インサイドアウトとは何か?簡単に
インサイドアウトを簡単に言うと、
自分(内側)が変わることで、結果として周囲(外側)が変わっていく
という考え方です。
ビジネスに置き換えるなら、
まず自分たちの価値を高める→その価値が、自然と外に広がっていく
感じですかね?
7つの習慣では、個人の成長という観点で書いてありますが、
ありとあらゆることに
インサイドアウトか、アウトサイドインかで、結果の出方は大きく変わる
と感じています。
私自身の実体験としてのインサイドアウト
私は起業をして、いつの間にか20年近く経ちます。
その間に何度も何度も、事業を広げようか?考えたことがあります。
それは、自分が広げたいからでなく、なんとなく事業は大きくしないといけないんじゃないか?
という社会的価値に流されそうになったからだと思います。
そのたびに考えます。
今、何をやるべきか?
そして、何周考えても、
毎回たどり着く結論は同じです。
「今、目の前のことが満足に結果出せていないものがあるのに、見たこともないお客さんを集めることを考えても仕方ない」
必ず、ここに戻ってきます。
今までの詳しい経緯は昔、書いたのでこちらを
≫ https://buppan.media/column/10087
センターピンは「目の前のお客さん」
ビジネスの世界では、「センターピン理論」という話をよく聞くと思います。
たくさんのことをやるより、ひとつの重要なピンを倒せば、後ろのピンが連鎖的に倒れていく、という考え方です。
多くの場合、センターピンを探すとき、視座を上げて考えます。
例えば、
❈ 著名人を使えば一気にいけるのでは?
❈ インスタ映えする商品を出せば勝手に広がるんじゃないか?
❈ 魅力的なLPを作れば?
❈ 魅力的な広告CRとPDCAを回せば?
もちろん、それらも大事なのですが。
もっともっと考えて深掘りして考えていくと。
一周回って、センターピンは「今、目の前にいるお客さん」
であることが、とても多いと考えてます。
例えば、
ラーメン屋の親父が、お客さんが3人しか来ていない。。と悩んでいたとします。
「どうやったらもっと集客できるのか、、、」
単純なセンターピン理論で考えれば、
大規模な宣伝と期間限定割引をやって、
一時的に行列を作り、
行列ができたことを写真で撮って、
それをチラシに掲載すれば、
一気に集客できる。
センターピンではないか?
と考えたとします。
でも、実際は、
中身の伴わない心理操作による集客はすごく短命で終わることが大半だったりします。
上手な宣伝で一時的に行列ができた話題の食パン専門店などが短命で終わるのを見たことがあると思います。
では、本当のセンターピンはどこか?と考えた場合。
こんな店でも来てくれている「今の3人のお客さん」がセンターピンであることが多いです。
まだ来てもいない人のことを考える前に、
来てくれている3人に徹底的に満足してもらうにはどうすればいいか?
それを考え、改善を重ね、
本当に価値のあるラーメン屋になれたとき、
結果としてインサイドアウトで広がっていく可能性が生まれる気がします。
ECでのインサイドアウト
ECでも同じだと思います。
― 売上がどんどん下がっていっている。
― 販売はじめたのに注文がこれしかない。
― SEOなんとかしないと。
― CPAが上がっている。
― 競合がこんなことしてきた。
など、一喜一憂することが多いと思います。
でも、そんなときほど、
「これしか売れていない」ではなく、
「それでも買ってくれている人がいる」
というパラダイムにシフトすると、見え方が一変します。
まず、考えないといけないのは、今買ってくれてる人たちに本当に満足してもらっているか?
期待以上、価格以上の価値を提供できているかを具体的に見直します。
そうするとほとんどの場合、まだまだ足りないものが見えてくることが本当に多く。
そして、価値が上がれば、スパイラルが自然と上向いていくケースを、
私は何度も見てきました。
BUPPANとインサイドアウト
現在、BUPPANには379名の参加者がいます。
以前より人数は減っていますね。
集客をしてないので当然で、
逆に、5年以上集客してないのに、よくこんなにたくさんの人が残ってくれている。と思います。
いろんな方から、集客しないんですか?最近盛り下がっていないか?と心配されることが多いです。
ただ、私は人数の増減にほとんど一喜一憂していなくて。
それよりも、今目の前の相談くれている人が、上手くいくかどうか?
今目の前の相談してくれてる人に意識をフォーカスしています。
今募集をしていないのも、
自信を持って多くの人に宣伝できる準備が、まだ整っていない
と感じているからです。
今後のBUPPANについて
少しだけ、今後の話もしておきます。
ここ10年でECの市場も様々な変化があり、
10年前に作った戦略構造(循環設計)が時代に合っていないんじゃないか?
と新しい形を模索していました。
↓10年前に作った戦略構造(循環図)
ただ、改めて現在と照らし合わせてみると、
時代に合ってないどころか、
今だから逆に、またこれなんじゃないかな?
と思いはじめています。
なぜかというと、
あらゆる情報がyoutubeやブログやnoteなど、さまざまなメディアで無料で見れるようになりました。
このまま情報価値は下がり続けるのかな?と思っていましたが、
最近になり、情報が増える一方で、どんどん信用できる情報が減っているというか、
何が信用できて何が信用できないか?わからなくなっている。
さらには、専門外の人が専門家のように意見を事実かのように話す現象が広がって、
その人たちがどんどん有名になり、まるで真実かのように扱われている。
逆に、本当の情報を持った思慮深い人は大きな声を発しない。
そのような時代背景を見た時に、
やはり
" 本当の事を、本当にできたことがある人から聞ける。"
というのは、当初のコンセプトと全く変わらない価値があるものだと思いました。
ただし、今がスムーズに循環が回って良い状況とは言えないです。
だから、根本の戦略構造は変える必要ない、ただし長くやっていると循環の様々な箇所に詰まりが出てくる。
水路が詰まりはじめている状況だと見ています。
もう一度、戦略構造は変えずに、流れていない部分の詰まりをとっていければと考えてます。
また、EC自体も大きな変化の過渡期にあり、
昔のように「プラットフォーム × ノウハウ」だけで
シンプルに回る時代ではなくなりました。
だから、私自身も常に新たな時代に合わせて、ここ数年試行錯誤を続けていて、今もそれを考えては試しています。
最近になって、
ようやく新しい形が少しずつ見え始めてきました。
来年1月22日のセミナーでは、
そのあたりの話もできればと思っています。
回り回って、
やはり、まずは、「インサイドアウト」
今、参加してくれている379名の方に、価値をしっかり提供できればと思います。
10年間ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。