Strategy

0→1の立ち上げログ ~いまある武器で戦う~

村瀬です。
現在、新ブランドの立ち上げを進めておりまして、
最近では展示会に行ってみたり試作も少しずつ動き始めています。

0→1って、やっぱりワクワクしますよね。
ただその一方で、武器も資源も限られている。
そんなときに私が意識しているのは、
「武器が少ないなら、いまある武器で戦う」
というマインドです。
今回も、まさにそんなスタンスで進めています。

展示会は「深く話す」ことを意識


国内の展示会をじっくりと回りながら、国内・中国の出展者とできるだけ会話を重ねました。
単なる名刺交換で終わらせず、「この工場じゃないと作れないものは何か?」を徹底的に深掘り。
その場で見ていたポイントは以下のような観点です。

〇 その工場"だけ"の強み (素材、デザイン、品質、国内シェアなど)

〇 最小ロット × リードタイムのリアルな許容ライン

〇 海外での売れ方/勝ちパターンの国内転用ヒント


展示会って「とにかく数を回るべし」と語られがちですが、
今回は【数より質】に振り切って、ピンときた工場とだけ深く会話。
現場の空気感や温度感を大切にしました。

リサーチは「どう売るか」まで見る


商品やアイデアが面白いと思っても、それだけでは売れません。
価格帯 × 売り方 × 収益性の3点で、「売り筋」になるかをしっかり見極めています。
やる/やらないの判断基準として、即席の クイックスコアを使っています。

〇 粗利率/原価構造(◯%以上なら合格)

〇 レビューの不満点(改善余地の有無)

〇 ユーザーが本当に求めていることの深掘り

〇 売り方(用途再定義、UGC、など)

〇 供給安定性(ロット、素材供給安定性など)


このスコアでざっと確認していき、
「売れるかも」ではなく、「売れる"売り方"があるかどうか」を重視しています。
たとえ似たような商品や、逆にとがりすぎている商品でも、
"売り方の知見"が転用できるかどうかがカギです。
ここでも、buppanコミュニティで得たノウハウがかなり活きています。

サンプルを作成中


今回はこれまでに扱っていないジャンルなので、複数の 工場にサンプルを依頼しています。ちょうど今、4つほどの工場でサンプルを作成中で、
中にはすでにサンプルが発送済みのところもあり、到着を心待ちにしているところです。
流れとしては、

〇 1stサンプルで構造を固める → 修正点を最小限に抑える

〇 2ndサンプルで量産仕様に落とし込み、即発注可能な状態を目指す

といったプロセスで進めています。

ブランドコンセプトは「作りたい商品から逆算」でもいい


最初はふわっとしたブランド像を描いていたのですが、
実際に作りたい商品群を可視化して横に並べてみたところ、共通する文脈が見えてきました。
そこから逆算して、ブランドコンセプトを再定義しました。
このプロセスではAIとの壁打ちも活用していて、
「ワクワクするけど、実装可能なライン」に自然と収まるよう導いてくれる感覚がありました。いや〜、ほんと便利な時代です…!
そして忘れてはいけないのが、
今回立ち上げているブランドは、今後"認知"を広げていく前提のブランドということ。
消費者の頭の中に「○○といえばこのブランド」と想起してもらえるように、
どんなイメージを築いていくかは、初期からかなり意識しています。

エフェクチュエーション vs コーゼーション:両輪でいく



ブランド立ち上げで意識しているフレームがあります。

エフェクチュエーションとは?


未来を予測して賭けるのではなく、
今ある手札(人・知識・資源)から始めて、小さく試して共創していく考え方。
→ ECで言えば、小ロット検証/短サイクル改善/顧客との共創企画など。
→ まさに0→1と相性◎

コーゼーションとは?


明確なゴールから逆算して、戦略とリソースを揃えて実行していく思考法。
→ 広告運用、在庫計画、資金戦略など、1→10→100の拡張フェーズに強い
なのでこの2つは、どちらかに偏るのではなく、
0→1はエフェクチュエーションで小さく学び、
兆しが見えたらコーゼーションでしっかり伸ばす。

そんなふうに両輪で柔軟に使い分けることが大事だと思っています。

まとめ:0→1は「手札を信じて、小さく、早く」


最初から完璧じゃなくていい。
いまある手札でまず動いてみる。
そして、相手の強みを借りながら、自分ひとりでは見えなかった方向に広がっていく。
そんな化学反応が起きるからこそ、やっぱり0→1は面白いし、やめられないなと感じています。まだまだいろんな商品をみてみたくて10月は久しぶりに広州交易会にも行く予定ですので、現地に行かれる方がいらっしゃったら、ぜひお声がけください!

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