Strategy
「 HAPPYの循環 」を目的とした社内制度

こんにちは。猪狩です。
今日はとっても空が青くて綺麗ですね。
本日は、僕の会社で行ってる
「 HAPPYの循環 」を目的とした社内制度
についてご紹介します。
その名も 【 HAPPY 300ポイント制度 】
ーーーーーー ルール説明 ーーーーーー
・スタッフは毎週300Pが会社から付与される
・1P = 1円の価値がある
・Pは100P単位で他のスタッフに渡すことが可能(100P × 3回 )
・Pを渡す動機は「HAPPY」を感じたら
・Pは自分自身に渡すことはできない
・余ったPは翌週に持ち越せず、月曜にリセットされる
・移動したP数は会社全体のPとして加算され、
1カ月のP数の合計が、スタッフのための福利厚生として自由に使用可能
・一番Pを集めたスタッフは、
今月のMVPとして1000〜2000円程度の副賞が会社より進呈される
■HAPPYの動機はなんでもOK
・仕事をサポートしてくれて「ありがとう!」
・髪切ったんだね、いーじゃん!似合ってて「かわいい!」
・箱根行ったんだ?お土産買ってきてくれて「ありがとう!」
・ミスを発見し、事前に防いでくれて「ありがとう!」
・えー、なに、その話マジ「おもしろい!」
(イメージ図↓)
この制度の重要な部分
【 HAPPYを週3回見つけ、伝えてあげないと自分も会社も損をする 】
意図的に他人の良いところを「 探す・気づく・伝える 」
という HAPPYの循環が生まれます。
弊社の規模だと、上手く循環すると1カ月で
10000円分くらいのPが貯まるので、
テキトーにみんなでUberしたり、楽しくわいわい。
月間で一番多くのHAPPYを集めたスタッフはMVPとして個人賞が送られます。
ただし、1000円〜2000円くらいの粗品です。
(高級タワシかもしれないですし、ちょっといい感じのハンドクリームかもしれません)
これにも理由があります。
営業マンのように切磋琢磨と成績を競い合ってるわけではないので、
大げさな賞は似合いません。
「ちょっとHAPPY」を探してるので、
副賞も「ちょっとHAPPY」くらいがちょうどいいのです。
「奪い合う」ではなく「分かち合う」です。
HAPPY300P制度 を行う 3つの理由
1、晴れの日の尊さに気づく
新人の頃は、当たり前ですが、仕事はできません。
ミスをしたり、先輩の時間を奪ったり、
お客様からお叱りを受けたりしながら、徐々に仕事を覚えます。
やがて成長し、以前よりもミスは減ります。
先輩から教わる → 後輩へ教える 側にポジションが変わります。
つまり「仕事ができる」が当たり前の状態になります。
これってめちゃくちゃ凄いことだし、
雇い主からすれば感謝以外の何物でもありません。
だけど、仕事ができる状態に慣れちゃうと、それが普通になってしまい
凄い!に気づきにくくなっちゃいます。
逆に、時々犯したミスだけが目立つようになっちゃいます。
晴れの日って尊いんです。
でも、それが普通になると、気づきにくくなりがちで、
雨や雪の日は、時々しかないから、敏感になる。
仕事ができる人なのに、ミスだけが目立つってよくないです。
当たり前のいいところを、意図的に見つけてあげないと。
だったら見つけてあげないと!
仕事ができる人って、マジで尊いんです。
2、学校化を防ぐ
女性が多い職場の、社内環境ってお給料よりも大事な気がします。
女性が多い職場は、社内環境を常にいい感じに保つ必要があります。
女性が多い職場で、人同士のトラブルが起こるとマジで面倒です。
職場は学校ではありません。
だけど(放っておくと)学校化するんです。
大きな会社ではないので、学校化すると超大変です。
スタッフ全員に影響が出てきます。
一方で、社内の雰囲気が良いと、ものすごく働きやすい環境になります。
その雰囲気は巡り巡って、お客様にも伝わる気がします。
(と同じことを、萩原さんと小堀さんがセミナーで言ってました)
Happy300ポイント制度は、
年齢や性格の違う同僚の良い部分に気付き、
目に見える形で伝える。
優しい循環を手助けする制度です。
3、中小企業の存在意義
スタッフさんがウチで働いてるのは「たまたま」です。
たまたま募集してた時期に仕事を探してて
「家が近い」とか「ECに興味がある」とかそんな理由で、
ウチの会社に興味があって、狙い撃ちしてきた人なんて1人もいません。
もし新たにスタッフを募集しても
「東大出身です!金融工学を学んでました!
3カ国話せます!」なんて人は100億%やって来ないです。
そういう人たちは、Googleやマッキンゼーや、
メガベンチャーなどに行けばいいんです。
Googleってほんと凄いんですよ!
一度だけ渋谷の新オフィスへ遊びに行ったことがあるのですが、
社内にブルーボトルコーヒーが入ってて飲み放題。もちろん無料。
それどころか、社食の一角に、お寿司屋さんもありました!これも無料。
帰りには、ロゴ入りの折りたたみ傘や
オシャレなカレンダーをお土産として頂きました。
次元が違いすぎるんです。今風の言葉でいうと、世界線が異なる。ってやつ。
僕の会社では、お給料や待遇の面ではどう足掻いてもGoogleに勝てません。
もし、今日、僕の会社が潰れても、日本経済には1mmも影響はありません。
存在しようがしまいが何ら影響のない、
蟻ん子のようなちっぽけな存在です。というか蟻です。
経済という意味での存在意義は、残念ながら0に近いんです。
では、存在しなくてもいいのか?と言えばそんなことはなく、
中小企業の経営者が考えなければいけないことは、この辺りな気がします。
【 働く = お金を稼ぐ 】
1時間 と 1000円 の交換 / 1ヶ月 と 25万円の交換
労働の対価として報酬が支払われることが、
労働者と雇い主の関係性です。
と同時に、働くということは
「たまたま」ご縁があったスタッフの人生に、
そこそこ大きな影響を与えています。
1日 = 24時間。
1/3が睡眠とし、消費時間(食事、お風呂、移動など)が4時間ほどとすると
自分の意識下で自由に行動できる時間は 12時間程度。
その12時間のうち、ほとんどの人は労働時間に半分以上を費やします。
ここがとっても大事ですし、
中小企業に存在の意義を見出す活路になると睨んでます。
もし、働いてる時間を幸せに感じられなかったら、
人生の半分以上が幸せではない時間になってしまいます。
【 労働時間 = お金を稼ぐ時間 = 幸せではない時間 】
せっかく生きてるのに、めちゃくちゃ勿体なくないですか?
どうせなら
【 労働時間 = お金を稼ぐ時間 = ちょっと幸せな時間 】
にしたくないですか?
もちろん仕事なので、楽しいだけじゃないのは承知です。
でも、節々に幸せを感じられる仕掛けがあったらなんか良くないですか?
烏滸がましいですが、お金を稼ぐ時間に、
ちょっぴり幸せを感じてもらいたい。
自己満かもしれないですが、
Googleに勝てるかもしれない
僕の会社の唯一の存在意義はそこにあるのかなー?と思います。
(そうじゃなかったら、全員外注でいいんです!)
と言いつつ、ちょっと高級なコーヒー豆(コナ100%)を手に入れたので
スタッフに淹れてあげたら、それに気づいた吉田さんから早速100Pいただきました。
100Pもらう瞬間って、なんなんでしょうね、
やっぱり嬉しいんです!