Strategy
商品の開発に力を入れたい方へ

村瀬です。
弊社では現在月1で商品開発会議をしております。
数年前まで商品開発は随時、
主に私が中心となって自分でリサーチして
マーケットインから不満点を改善、改良を加えて商品を作っていました。
今では月1で商品開発会議を行い
社員全員が参加してそれぞれが案を持ってきます。
それに合わせて私も月に1~2商品はアイデアを出しているのですが、
これをさまざまな案を出しながら続けているとどんどん、
商品開発のレベル感が上がっていくのを実感しています。
特に最近は面白い商品がよく出来上がってきて、
まだ発売はこれからだけど、
これは売れやすいだろうという商品が客観的に見ても
ちらほらでてきてこれからのリリースを楽しみにしています。
以前だと商品開発の位置づけや方法として
会社として売上を将来あげるための施策の一つとして
自社や競合の売れているものを参考にして
そのレビューなどにある不満点から
自社だったらどんな改善ができるかという視点で
商品開発を進めていました。
最近だと、上記のような他社の商品の仕様に近づく方法を
できる限り減らし、他社となるべくかぶらずに
どうしたらお客様のニーズにより訴求できる商品が開発できるか
という視点で商品開発を進めています。
切り口はさまざまです。
例えば先ほどの売れるものを参考にする例でいうと
マーケットインする方法は同じですが
ちょっと抽象度をあげて
なぜその商品が売れているのかを考えてユーザーのニーズを探して、
そのニーズに対して弊社だったらよりよくするため
具体的に何ができるかを考えるようにすることが
新しい商品を生み出す上でのヒントになっています。
また、別の切り口ですと
コミュニケーションのなかにヒントがあったりします。
例えば少し前に20代の女性社員との会議で、
ちまたでは当たり前に使うらしい
私の知らないワードがたびたび登場しました。
「MURAには骨格ウェーブさんにあうバッグが少ないので作りたい」
「???こっかくうぇーぶ?ってなに?」
ってところから始まって女性雑誌やSNSでは
当たり前のように使われている用語で
骨格診断を元に自分に似合うコーデなどの
参考にしていることがわかりました。
この意見から弊社の売れているバッグから
横展開して骨格ウェーブさんにも合うバッグの開発も進めています。
このようにコミュニケーションを進めていると
様々な意見が膨らみより深みがましていく感じがしております。
社員全員が商品開発会議に関わってほしいと思うのには理由がありまして、
弊社では社員全員が何かしらのモールの運営を担当してもらっています。
各モールの担当者はそのモールでどんなものが売れやすいのか、
施策をすることでどんな商品が反応あるのかを知ってほしい、
また商品に思い入れがないと担当者となったとしても
施策が弱くなるおそれがあると思い取り組んでいます。
毎月の会議を行う前に最初に行ったこととして、
今までなんとなく頭の中で考えていた
商品開発の条件をまとめて社員に伝えました。
またその条件を元に商品開発するうえで
各自で記入してもらうテンプレートを作成しました。
それをベースにそれぞれに頭の中で
噛み砕いてもらって案をだしてもらうイメージです。
どちらかというと私自身は
はやく売上を作りたい派なところがあるので
面白そうな商品ができたら
なるべく早くリリースして販売してしまいたいタイプです。
複数の人が開発に関わると、
サンプル段階や生産前の製品が上がってきた段階で
それぞぞ基準値が違うのでなるべく基準値の高い人に合わせることで
商品のクオリティがあがり
未然に品質の悪い商品を防ぐ抑止力にもなっています。
こういった基準値もなるべく明文化しておくとよいと思います。
また、社員の案が採用されその社員主導の商品ができると、
思い入れがあるのか撮影に自ら立ち会ったり、
商品のLP作成に関しても案を考えてくれたり
主体的に仕事をしてくれるようになっていきます。
多くの中小規模のEC物販の場合は1つの商品に時間をかけて
一生懸命作ってその後はLPや販売施策面に
時間をかけていくことが多いので、
開発の案を出すことには頭を使う機会が少ないかと思います。
採用をすすめるかに関わらず
月1以上に新商品の案を考える時間を使い、
1つでも案を出すことを習慣にすることで
競合より商品開発を優位に進めて
その後の商品ページ作成や販売施策も
差別化しやすく販売を楽に進めることができるかと思います。
商材や商品の特性によっては
開発案をだし続けることが重要でない場合もあるかと思いますが、
商品の開発に力を入れたい方の参考の一つになればと思います。
PS:
余談ですが今後商品開発のひとつとして
インフルインサーさんとのコラボ商品の開発も
進めていきたいと思っていまして
先日聞いた無印良品の事例が面白かったのでシェアします。
https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/campaign/co-creation/
第1段は靴下で行ったようでインスタグラマーさんやYoutuberさんと一緒に
3チームに分かれてコラボ商品を開発していました。
面白いなと思ったのはコラボにあたって
報酬などの対価を一切お支払いしていないということ。
多くのインスタグラマーさんやYoutuberさんは
自分で商品を作りたいが、
どうやって商品を作っていくのか
どういうつながりで進めていったらよいのか
わからなくて困っているようです。
つまり報酬の代わりに無印良品があたえる価値は、
「商品作りのノウハウと人脈」を提供しているとのこと。
金銭以外に与えられる価値を考えていくのも
面白いので事例の一つとして参考にしていただければと思います。